ベニバナイチヤクソウ

草花

 

 

標高が1000m以上ある蓼科高原の三井の森は多くの木々に囲まれた場所です。
それぞれのお宅で植えている木々は色々ありますが、松の木の多さは格別です。
その木々の下に今の時期に多く見られのがベニバナイチヤクソウの可愛い花です。
「紅花一薬草」と書きツツジ科の植物です。
「一薬草」の名は一番よく効く薬草の意味で、強心、抗菌などの作用があり、切り傷や虫刺されには生の葉をもんで汁をつけると効果があると言われています。(私は試したことはありません。)

 

 

 

 

葉はぽったりと丸い形で蕾はまるでピンクの丸いビーズのようです。
ピンク色の花が可愛らしい姿です。

 

 

 

森の中ではどんどん増えていく花ですが、1000m以下の場所の木の根元に植えても根付きません。
腐植に富んだ樹林下に群落をつくる部分的菌従属栄養植物だからということです。
限られた場所に控えめに咲くベニバナイチヤクソウに出会えるとなぜか嬉しくなります。