紫草(むらさきそう)

染め素材

 

 

こんなに近くの場所で紫草を作っていらしゃる方がいるとは!!

 

何年か前に友達から紫草の鉢植えをいただき育てていましたがなかなか上手くいかず、種も採れないまま挫折してしまいました。
それからというもの紫草は諏訪では気候が寒く無理なのでは…と勝手に思い込んでいたのです。
紫草はむらさき科ムラサキ属の多年草と言われていますが、現在では野生の紫草の根で染めることは不可能だと言われています。
栽培もかなり難しいと聞いていました。

 

 

 

 

ところが茅野市の玉川で紫草を栽培しているという方がいらっしゃいました。
お話をした翌日にその方の畑を見せてもらいにお伺いしました。
画像の紫草の畝は昨年植栽したものだそうです。

 

 

 

 

掘り上げると美しい紫の根が現れました。
初めて目にした「生紫根」です。
なんと綺麗な紫!!
古代の服色最高位の紫色はこの根から染められてきたことを思うと感動の瞬間でした。

 

苗を分けていただき私の畑に植えてみることにしました。
ちゃんと育てられるかドキドキです。